ナードの朝

・無職生活がいよいよ板についてきてしまった。働きたくないどころか、「本来これが自分のあるべき生活」と思い込むレベル。収入がないことを差し引いても、心の安寧がやばい。妻の心中は大嵐のようだが・・・。

・無職になってから、昼時に一度家に帰って食事を取るとき以外は、基本的に朝から日没までカフェにいてパソコンをいじっている。あまり一つのところだけに入り浸るのも迷惑かな、と考え、複数のカフェをローテーションするのだが、選ぶときの基準がいくつかある。「家からバイクで15分以内」、「電源・Wifiが利用可能」、「喫煙可能」、「壁を背負う(PCの中身が他の客から見えない)席が多い」、「飲み物の単価が安い」、「机の高さがちょうどいい」、「客が少ない」、「トイレがきれい」。最初の4つはマスト。当然、すべてを満たす場所は存在しないため、残りの条件はどこかで妥協する必要がある。

今一番頻繁に出入りしているカフェは、奇跡的に上記のほぼすべての項目を満たしているのだが、トイレだけが絶望的に汚い。女性オーナー(40代)のものと思しき洋服・下着や生理用品がトイレ内に散乱し、石鹸はおろかトイレットペーパーすらも備え付けられていない。ドアの鍵もかからない。小は問題ないが、大の場合にはさすがに戸惑ってしまう。しかし、繰り返しになるが、トイレ以外はほとんど完璧なのだ。

良くも悪くも無職の生活サイクルは安定しており、午前9時前後に決まって大をもよおすのがわかっているため、最近では、朝一番でトイレが(比較的)きれいな近場のカフェで大を済ませてから件のカフェへ移動、というアホみたいなハシゴ方式が確立されつつある。

・子は、同じアパートに住んでいる1歳年上の男児と最近よく遊んでいる様子。この子は英語も上手で、二人でベトナム語英語叫び声を交えながら、ワイワイやっている様子はとても微笑ましい。