老いかけて雪国

電子タバコ(Ploom Techのパチモン)入手。最初の数口に限っていえば、予想以上に満足度が高い。何より臭いがほとんど無いのが良い。惜しいのは、すぐにニコチン感が消えてしまい、1日1箱は吸ってしまうので、思ったよりコストダウンにはならない。それでも、このままなし崩し的に禁煙まで持っていければ最高。

・目指すべき方向性が徐々にではあるが固まってきた。やらないことは機械学習。一刀斎が言うところの、「神輿のまわりでウロチョロする」距離を保つべし。

・何事も基礎が肝心肝要と心得てはいるものの、この歳になって高校レベルの数学からやり直すというのは楽しさ半分しんどさ半分。その上から、妻子をろくに食わせられないのにこんなことをしている暇があるのか、というじっとりとした重いベールが覆いかぶさる。

・複数の場所で思弁的実在論(Speculative realism)の盛り上がりを観測。ここ10年以上哲学周辺のトレンドは追っていない自分ですら、本屋やニュースサイトで目にするのだから、かなり勢いのある流れのよう。ポスト構造主義全盛の時代に相関主義の蟻地獄に陥ったまま、未だに出口を見つけられないインテリたちが、ふと差し込んだ一筋の光に向かって走り出す・・・みたいなストーリーを勝手に考える。

ウエルベックの『闘争領域の拡大』が河出から文庫化している。これまで絶版だったのを知らなかった。

・息子は4歳を迎えた。日本語少なし。呼びかけへの反応極端に薄し。しかし、健康そのもの。来日したらまずは検査か。