・何も動けず、今回の感染拡大で止まっていた時が動き出すのをじりじりと待つ。他の人々と違い、動き出したところで何も変わらないのだが。

金策うまくいく。数年後の自分にとってもよい選択肢でありますよう。

・自分よりはるかに生活が安定している人々がコロナ禍で右往左往しているのを見るにつけ、気づいていないだけで自分はとっくの昔に破滅していて、ある日突然奈落の底に突き落とされるのでは、と考えてしまう。コヨーテがロードランナーを追いかけて崖から落ちるシーンを思い浮かべればよい。獲物を夢中で追いかけるコヨーテが崖の淵からすぐに落ちることはない。かならず崖の延長線上の空を慣性で数メートル進んだところで地面がないことに気づき、「それでも歩いている自分」という矛盾に行きついた瞬間に落下するのである。

債務の正確な計算なぞ決してしてはならない。地面に落ちてしまうから。

・子、最低限の音楽の素養はあったほうが望ましいだろうと考え、それとなくYoutubeで有名どころの交響曲やキャッチーな小品を聞かせていたのだが、先日とうとう「この音楽、大人のやつだから嫌!」と言われてしまった。子育てはおしなべて期した通りにいかない、というのは理解しているつもりだが、こうも王道パターンで失敗してしまうとは。

一方ヘビーローテーションなのが、Dschinghis KhanのMoskau。また、クラシックは嫌いと言いながらも、『剣の舞』や『レズギンカ』あたりはあまり抵抗がない様子。好みが見事に自分と同じだな、とすこし感慨深くなるが、すぐに自分の趣味が幼いころから変わっていない可能性にも気づき、押し黙ってしまう。